Lección 21

マドリッドに到着したのは8月でした。

ベルリンを出て、ちょうど3ヶ月くらいです。

ここから、サンティジャーナ・デル・マルに向かいます。

ここからが大変でした。

歩いて移動するぶんには、三河弁でいいんです。

乗り物に乗るというと

ちょっと、そういうわけにはいかない。

列車はまだいいんですよ。

日本みたいに時間キッチリにはきませんけど、

路線図や時刻表なんてのは

おんなじルールで書いてあるわけですから。

 

あっ、日本でスペイン語を習ってた時

こんな話を聞きましたよ。

日本人で、たとえば

「列車が時間どおりに来ない」

と聞いた場合、どんなイメージを持ちますか?

5分、10分、

いや、20分くらい遅れることがあるのかな。

こんなイメージじゃないですか?

違うんです。何時間も遅れるんです。

そこでこんな小話。

スペインで、列車が時間どおりに来た!

本当に、1分とたがわず来たというんです。

みんながビックリしたんだけど、

ジツは、昨日のその時間に来るはずだった列車だそうです。

ちょうど24時間遅れた、と。

 

利用する立場としては、列車はまだいいんです。

困ったのはバス。

ドイツあたりはバスストップがありました。

小屋があったりして

そこに泊まらせてもらったこともあります。

あれはフランスだったかなぁ。

スペインの田舎だけかもしれませんけど、

止まる場所は決まってるんですけど、

看板みたいなものはないんです。

いくつ目で降りたらいいか分からないし、

もし止まらないところがあれば数えようもない。

 

とにかく、バスの近くで行き先をいうと

このバスは行くよ。っと言っているような気がする。

さらにその彼もこのバスに乗るという。

安心して乗ったんだけど、

この彼は途中で降りる。

しょうがないら最後まで行って

運転手さんに聞いてみると、ここだ。と、

まぁ、運よくたどり着いたんですけどね。

 

そして、ここからいろんな国の人たちとの

語学合宿が始まります。

最初は同年代のイギリス人男性と

若いフランスの女の子の3人。

本来であれば、

サルバ先生(同世代)による授業があるんだけど、

彼は、事故って入院中。

食事はサルバ先生のお母さんが、

語学はサルバ先生の友達(教え子かな)の女の子が、

観光はサルバ先生の友達の男性(同世代)がそれぞれ担当。

 

ボクは観光に興味がないんで

引きこもってスペイン語の単語を覚えてました。

何日かして、どうにも予定が分からないんで

せめて、だいたいの目安として

朝食は何時、昼食は何時、

夕食は何時、授業は何時からかを

教えろ!と言ったんです。

 

ウソです。

そんなこと言える語学力がない。

朝食、昼食、夕食、授業とスペイン語で書いて

desayuno, almuerzo, cena, clase

その紙に書き込め!と、詰め寄ったわけであります。

desayuno 7:30~8:30

almuerzo 12:00~14:00

こんなふうに記入してくれたんですけどね。

これ、この間がその時間って意味じゃないんですよ。

このくらいの間に始める。と、

こういう意味なんです。

スペインの時間の流れ方、

なんとなくわかってもらえましたか?

 

ただ、これは30年近く前の話です。

このころは、学生が英語を習いだしたような時代で、

今のようにEUにとりこまれちゃったスペインでは

はたして、どうなんだろう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です