Lección 22

電話をかけるっていうのが、ちょっと大変でした。

公衆電話ですね。ケータイなんてないです。

なんかね、テレフォンカードみたいな感じ。

なんかうまくいかないことが多かったんだけど、

ただ、普通に故障してるだけってこともあったようで、

なにしろ、日本が故障がなさすぎるんです。

 

旅の途中で、ボクたちがたまり場にしてた飲み屋に

あらかじめ何日に電話するって言っておいて

電話をかけたことがあったな。

飲み屋だから日本の夜。

フランスの昼過ぎころだった。

 

日本にかける分には

かかってしまえば、どおってことないんです。

まぁ、国際通話なんで

テレフォンカードのポイントがすぐに終わっちゃうわけでね。

その追加の仕方がわからなくて、

一旦切れて、またかけ直す。と、

そんなことしたなぁ。

 

一度ね。

その、サンティジャーナ・デル・マルに

長期滞在をするっていうことで

日本からかけてもらったことがあるんです。

これ、大変でしょ。

ボクに取りついでもらわなきゃいけない。

ボクが電話とることはないですからね。

ボクの友達の英語力なんて、

ボクとどっこいどっこいですし、

スペイン語となると全くです。

さらに、この当時のスペイン人の英語力ってのは、

非常に弱かったです。

ボクは、誰が出ようが何と言われようが

「エスターシンジ」これを連呼しなさい。と、

こう教えました。

¿ Está Shinji ?

está = estar の三人称単数現在

estar = いる、である

shinji = ボクの名前です

しんじ・いる・か?

 

成功したようで、

「シンジー、テレーフォノ」

呼ばれまして、ボクが出ます。

第一声がおもしろい。

「しんじさん、なんで
エスパーシンジって呼ばれるようになったの?」

おもしろいですね。

彼は「エスパーシンジ」を連呼したようです。

ちゃんとつながったから、

ボクがそう呼ばれてるんだと思ってる。

 

言葉って、こういうのもありですよね。

 

とにかく電話って大変ですよね。

相手が見えませんからね。

ボクの得意な人差し指が使えない。

 

今はそういう手間はいらないのかな。

ボクが海外に行って一番緊張したのは

「リコンファーム」

帰りのチケットを予約してあっても

そこで安心できなくてね。

何日か前に「私乗りますから―」って

確認の電話を入れないといけなかったんですよね。

 

ちなみに、このときの旅はそんなのなしです。

ベルリンまでの船と汽車のチケットのみでいきましたから。

帰りは、いつになるか分かんなかったから。


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